この記事は、筋トレやダイエットを始めたばかりの初心者の方に向けて
ケガや遠回りをせずに体を変えるための考え方と実践ポイントを
筆者自身の実体験をもとに解説しています。
大切なのは、たった2つの筋肉を、正しい方法で刺激してあげること。この記事を読めば、その「なんだ、これならできそう」と思える具体的な方法が分かりますよ。
[著者情報]
この記事を書いた専門家
田村(タムラ)
ボディメイク実践者 / 行動×身体構造アプローチ自身もかつては、自己流のダイエットやトレーニングで何度も遠回りを経験。
パーソナルトレーニングを受けながら、柔道整復師の専門的指導のもとで身体の使い方・回復・負荷設計を見直し、23kgの減量に成功。その成果として、2025年APF埼玉大会5位・全国11位を獲得。
「気合いや根性」ではなく、身体構造・回復・行動設計を重視した再現性のあるアプローチを強みとする。
なぜ多くの人が「逆三角形作り」に挫折するのか?よくある3つの勘違い
Tシャツが似合う広い背中に憧れてトレーニングを始めても、多くの人が途中で挫折してしまいます。なぜなら、無意識のうちに「逆三角形作り」のハードルを上げすぎているからです。僕がこれまで500人以上の初心者の方を指導してきた中で、特に多かった3つの勘違いがあります。
- 勘違い①:「毎日ガンガンやらないと筋肉はつかない」
これは最もよくある誤解です。筋肉はトレーニング中に大きくなるのではなく、休んでいる間に栄養を取り込んで回復し、以前より少しだけ強くなります。毎日同じ部位を鍛えることは、筋肉が回復する時間を与えず、逆効果になることさえあります。 - 勘違い②:「ジムで重い器具を使わないと意味がない」
もちろん、重い器具には器具の良さがあります。しかし、初心者の段階では、自分の体重(自重)が最高のトレーニング器具になります。大切なのは重さではなく、狙った筋肉に正しく負荷をかけることです。自重トレーニングは、安全かつ効果的に逆三角形の土台を作るための最適な方法です。 - 勘違い③:「全身の筋肉をまんべんなく鍛えるべきだ」
健康のためには全身を鍛えるのが理想ですが、「逆三角形になる」という明確な目標があるなら、話は別です。あれもこれもと手を出すと、結局どれも中途半端になりがちです。目標達成への最短ルートは、やることを絞る勇気を持つことです。
これらの勘違いが、「自分には無理かも」という不安を生み、行動のブレーキになってしまいます。でも、安心してください。正しい知識があれば、これらの問題はすべてクリアできます。
逆三角形の正体はたった2つの筋肉!背中と肩の攻略法
では、やることを絞るとは、具体的にどういうことでしょうか。実は、Tシャツが似合うかっこいい逆三角形のシルエットは、主にたった2つの筋肉によって構成されています。
- 広背筋(こうはいきん): 脇の下から腰にかけて広がる、背中で最も大きな筋肉です。この広背筋が、逆三角形の「背中の広がり」そのものを作ります。
- 三角筋(さんかくきん): 肩全体を覆っている筋肉です。この三角筋が発達すると、肩に丸みが生まれ、肩幅が広く見えます。
つまり、この2つの筋肉の関係性を理解することが重要です。広背筋で上半身の「幅」を作り出し、三角筋でその幅をさらに強調する。この組み合わせが、ウエストを細く見せ、上半身をたくましく見せるVシェイプを生み出すのです。
【今日から開始】自宅でできる!逆三角形を作る「神2種目」と4週間プログラム
お待たせしました。ここからは、先ほど解説した「広背筋」と「三角筋」を、自宅で、器具なしで鍛えるための具体的なトレーニング方法を紹介します。数ある種目の中から、僕が初心者指導で最も効果を実感した「神2種目」を厳選しました。
1. 広背筋を狙う種目:タオル・ラットプルダウン
ジムの「ラットプルダウン」というマシンの動きを、タオル1本で再現するトレーニングです。背中の広がりを作るのに絶大な効果があります。
【やり方】
- 椅子に浅く座り、背筋を伸ばします。
- タオルの両端を肩幅より少し広く持ち、腕をまっすぐ上に伸ばします。
- 常にタオルを左右に強く引っ張り続けながら、肘を曲げてタオルを胸の高さまで下ろします。この時、肩甲骨を中央にグッと寄せる意識を持つのがポイントです。
- ゆっくりと元の位置に戻ります。この動作を繰り返します。
✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス
【結論】: 動作中は、常に「肘で円を描くように」下ろすことを意識してください。
なぜなら、多くの初心者は腕の力でタオルを引こうとしてしまい、背中への刺激が弱まってしまうからです。肘を意識することで、自然と広背筋が使われ、トレーニングの効果が劇的に高まります。この知見が、あなたの成功の助けになれば幸いです。
2. 三角筋を狙う種目:パイク・プッシュアップ
通常の腕立て伏せ(プッシュアップ)の姿勢からお尻を高く持ち上げ、肩(三角筋)への負荷を集中させるトレーニングです。
【やり方】
- 腕立て伏せの姿勢になります。
- その状態から、手と足の位置は変えずに、お尻を高く突き上げます。体全体が「く」の字になるイメージです。
- その姿勢をキープしたまま、頭のてっぺんを床に近づけるように、ゆっくりと肘を曲げます。
- 床につくギリギリまで下ろしたら、力強く地面を押して元の「く」の字の姿勢に戻ります。
4週間集中プログラム
さあ、いよいよ実践です。以下のプログラムに沿って、今日からトレーニングを始めてみましょう。大切なのは、超回復の原則に従うことです。筋肉の成長には休息が必要なので、トレーニングは毎日ではなく、週に2回行います。
自宅で逆三角形を作る4週間プログラム
| 週 | 月曜日のメニュー | 木曜日のメニュー | ポイント |
|---|---|---|---|
| 1週目 | ①タオル・ラットプルダウン 10回×3セット ②パイク・プッシュアップ 限界回数×3セット | ①タオル・ラットプルダウン 10回×3セット ②パイク・プッシュアップ 限界回数×3セット | まずは正しいフォームを覚えることに集中。回数は気にせず、ゆっくり行いましょう。 |
| 2週目 | ①タオル・ラットプルダウン 12回×3セット ②パイク・プッシュアップ 限界回数×3セット | ①タオル・ラットプルダウン 12回×3セット ②パイク・プッシュアップ 限界回数×3セット | 少し回数を増やします。各種目の間に1分間の休憩(インターバル)を挟みましょう。 |
| 3週目 | ①タオル・ラットプルダウン 15回×3セット ②パイク・プッシュアップ 限界回数×3セット | ①タオル・ラットプルダウン 15回×3セット ②パイク・プッシュアップ 限界回数×3セット | 筋肉がついてきたのを実感できる頃。背中と肩の筋肉を使っている感覚を大事に。 |
| 4週間目 | ①タオル・ラットプルダウン 限界回数×3セット ②パイク・プッシュアップ 限界回数×3セット | ①タオル・ラットプルダウン 限界回数×3セット ②パイク・プッシュアップ 限界回数×3セット | 最後の追い込み。限界回数に挑戦し、筋肉をさらに成長させましょう。 |
よくある質問 FAQ
Q. 食事はどうすればいい?
A. 難しく考える必要はありません。まずは、タンパク質を意識して摂ることから始めましょう。タンパク質は、超回復、つまり筋肉が修復・成長する際の重要な燃料となります。鶏むね肉、卵、豆腐、納豆などを、毎日の食事に少しプラスするだけでも効果があります。
Q. プロテインは必要?
A. 必須ではありませんが、あると便利です。特に、食事だけで十分なタンパク質を摂るのが難しい場合は、トレーニング後にプロテインを飲むことで、効率的に筋肉の燃料を補給できます。
Q. 筋肉痛のときは休んでいい?
A. はい、休んでください。筋肉痛は、筋肉がトレーニングによって傷つき、現在回復中であるというサインです。無理にトレーニングを続けると回復が遅れ、逆効果になることもあります。プログラム通り、トレーニング日以外はしっかり休みましょう。
まとめ:今日から、あなたの逆三角形ストーリーを始めよう
逆三角形への道は、ジムも特別な器具も必要ありません。「広背筋と三角筋」という2つの筋肉をターゲットに、「週2回の自重トレーニング」で鍛えることから始まります。
今日紹介した2つの種目は、いわば最強の第一歩です。完璧じゃなくて大丈夫。まずは「やってみる」ことが、1ヶ月後の自分を変える何よりの力になります。
さあ、今すぐこのページをブックマークして、まずはタオルを1本用意してみてください。あなたの挑戦を、心から応援しています!
参考文献リスト
- 【プロトレーナー直伝】逆三角形のたくましい体を作る、自宅筋トレ – ORICON NEWS
- 【プロが教える】広背筋の鍛え方。自重・ダンベル・マシン・ストレッチ – MELOS
- 逆三角形の体を作るには?鍛えるべき筋肉の部位やトレーニング方法も解説! – YU’s GYM BLOG



コメント